~地域の人たちと~
ぼくが初めて自然の中でゴミ拾いをしたのは、知床が世界自然遺産になるずいぶん前の1988(昭和63)年の高校生登山大会のときでした。
みんなで羅臼岳に登ったのですが、水場(キャンプ地)ごとに、大人の方たちがお酒を飲んだり、缶詰を食べたりした空きビン・空きカンが、たくさん出てきたのです。
こんな状態で、知床の森林や自然保護をしようとしていることに驚きました。
それらを仲間たちと拾いながら下山したのが、ぼくのゴミ拾いの始まりです。
網走市における海浜及び湖畔のゴミ拾い活動
毎年4月、市民400名以上の方たちが参加して行われています。
阿寒国立公園・藻琴山におけるゴミ拾い活動
2008年より6月の夏山開きにあわせ、ラブアース・クリーンアップ事業に賛同してゴミ拾いを行っています。
日本百名山・斜里岳での携帯トイレ普及活動
登山者等のトイレ問題は全国的な課題となっており、1シーズン約6000名が訪れる、百名山で人気のある斜里岳では携帯トイレの販売・回収を行っています。
現在、上二股地点には、トイレブーステントが設けられています。
阿寒国立公園・藻琴山におけるバイオトイレ
貴重な水源地にあたる登山口にバイオトイレ(微生物発酵)が2012年に新設されました。使用後に自転車ペダルを少しだけこいで、かくはんさせます。
山岳地帯の環境保全が各地で進められています。
藻琴川の清掃活動
1993(平成5)年から20年間、毎年夏に地域の人たちが川に入り、ゴミ拾いをしてきました。
いまではずいぶんきれいになりましたが、若い人たちへつなげることが今後の課題になっています。
ぼくが初めて自然の中で調べ物をしたのは、高校2年生の夏、大雪山縦走合宿のときに高山植物の図鑑を持っていったときです。良い先生にめぐりあえたと思います。
写真は、阿寒国立公園の登山道における植生や環境基礎調査などを行っているところです。
どんぐり調査、水質調査、河川調査、生き物調査などを行っているところです。
桜などの植樹活動、高山植物帯の保護ロープ設置、原生林散策コースへの看板設置、希少な生き物たちの生息地整備などをしている様子です。
「場の提供」の恩恵そのものです。
交流と気づき、行動変容です。
そこでは、楽しく、互いに、体験の「3T」が基本となります。
発見や感動のよろこびなど教わることが、いつも多いです。
自然や生き物などの伝え方の研修に参加をしたり、農家さんや漁師さんからお話などを聞いたり、みんなで川のさかなを捕まえて食べてみたり、北海道、そして九州でのさまざまな自然観察会や野鳥観察会などをしている様子です。
下の動画は、九州で秋に行われた「虫の音探検隊」で、子どもたちが虫に触れつつ、名前を覚える微笑ましい動画です。
自然観察会ならではの楽しい光景です。
みなさんも、広報や新聞でお知らせされる観察会などに参加してみてください♪
北海道と九州で、これからもたくさんの人たちと楽しく自然体験などをしてゆきたいと思います。
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